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絵師(えし)とは

絵師(えし)とは、

浮世絵の原画を描くことを職業とする人間のこと。
日本画の描き手のこと。画師とも書く。
1990年代末ごろから使われるようになった用法で、主に日本の漫画やアニメ、ゲーム風の範疇に入る絵を描く画家(イラストレーター)のこと。

江戸期以前の日本には芸術家としての「画家」という概念が無く、絵画の専門家は絵を描く技能に長けた技能者あるいは職人と見なされていた。技能に長けた者を意味する「師」という字が用いられるのもそれ故である。

また浮世絵は版画の技法で複数の職人により原画から版が作られ多くの数が刷られるものである。そのため絵師は現代でいう所のアニメやゲームの「原画家」のような側面も持ち合わせていた。

江戸期の絵師は「御用絵師」と「町絵師」に分かれており、御用絵師では狩野派と土佐派、町絵師では円山派や四条派が有名であった。

近年、サブカルチャーの世界において、イラストを描いている者も「絵師」と呼ばれていることがある。主に作品を鑑賞する側から敬称の1つとして使われる言葉であり、先述の日本画家などと同じく「技能に長けた者を意味する『師』」が用いられていることからもその側面をうかがい知ることができる。 よって絵師自身が「絵師」と名乗ることはほとんどなく、「絵描き」「絵師の中の人」などと自らを呼んでいることが多い。

漫画、アニメ、ゲームなどにおいて、イラスト(グラフィック)は時にシナリオなどよりも重要視される要素である。 そのため美麗な絵を描く漫画家やアニメ・ゲームの原画家は「画家」としての固有のファンも獲得するようになり、彼らの描く1点もののイラストやイラスト集の書籍が大量に流通するようになった。

また、趣味や同人活動の一環として漫画などの二次創作物やオリジナルのイラストを描いて公開している者も多数存在する。 インターネットが普及すると、彼らは作品をウェブサイトなどで非常に簡易な手順で全世界に向けて公開できるようになった。 そのため、アマチュアでありながらネット上で多数のファンを獲得し、その実力を買われてゲーム原画師や漫画家、イラストレーターとして採用される、逆転現象といえる事例も多く発生した。
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彼らの制作活動は従来的な「画家」のそれとは全く異質なものであった。すなわち、彼らの作品は従来の画家の作品とは異なり、紙や画布ではなくコンピュータグラフィックスが一次テクスト(最も原初的なテクスト)であって、オリジナルと全く同じものを無数に複製することが出来、それが(時に本人の意思と無関係に)インターネット上で流通しているのである。 加えて彼らの、作品に対する価値観は従前の芸術性や商業性ではなく、いわゆる「おたく」文化という共通のサブカルチャーによるものを背景に持っており、ハイカルチャーとしてのアートの業界とは無縁の存在であった(よって村上隆は「絵師」として認知されていない)。

こうした、従来の「画家」「イラストレーター」という言葉では捉えられないような活動をする人たちを指す言葉として、「絵師(萌え絵師)」が広く用いられるようになった。

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2009年06月06日 11:08に投稿されたエントリーのページです。

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